七飯アドラー心理学研究会

ねこ母さんのアドラー育児日記その1

メンバーさんが、日々のアドラー育児での気づきを日記にして投稿してくださることになりました。
題して「ねこ母さんのアドラー育児日記」
記念すべき第1作目お送りします♪


<ねこ母さんの失敗談①>

はじめまして、ねこ母さんと申します。先日、子どもとのやり取りで失敗をしてしまいました。
息子は9歳、小学校3年生です。彼は毎晩、家族のためにお風呂そうじをしてくれています。

その日はボイラーのスイッチを入れ忘れてしまい、湯船に冷たい水を張ってしまいました。「お母さん!水入れちゃった!洗濯機に移しても良い?」。以前にも同じことがあり、彼は対処法を知っていました。ひたすら水をくみ上げ、洗濯機に移すのです。「バケツないけど、たらいで出来そう?」「うん」。私に助けを求めず、一人でくみ上げて、湯船にお湯を入れ直すことが出来ました。前の経験をちゃんと活かしているんだなと感心しました。

しかし、ここからが、私の痛い失敗談です。頑張って自分の後始末をやり遂げた彼に向い、言ってしまったのです。彼は洗い場、私は脱衣場にいて、向かい合ってしゃがんでいました。

◆私 :「今回のことで何を学びましたか?」
◇息子:「え・・・?別に」( ˙-˙ )(真顔)
◆私 :「え?何か学んだ?」
◇息子:「え?・・・分ってます・・・」(お風呂場のドアを静かに閉める)

完全にシャットアウトされ、なんだかやってしまった感がたっぷりでした。

後になり、彼は話してくれました。「さっき猫のトイレそうじをしていたから、ボイラーのスイッチを入れるの忘れちゃったんだよねー」
 この4月から家族の1人がしばらく家を空けることになりました。彼はその家族がやっていた仕事を引き受けてくれていたのです。頑張った彼に水を差すようなことを言ってしまいました。

ごめんなさい・・・。反省しながら一人パセージフォローを始めました。課題シートを書いて、彼の適切な側面をいくつも見つけました。●責任感がある。●出来ることは自分でやる。●家族の為に働く。●失敗の経験を活かせる。●失敗の責任を取ることが出来る。●感情を使わず冷静に対処出来る。●体力がある。●臨機応変に対応出来る。

テキスト9-L「子どもの話しを聴く」-「1.話を最後まで聴く」。私は子どもの話を十分に聴かず、子どもをうんざりさせてしまったのかもしれません。こんなに適切な側面があったのだから、「何を学びましたか?」なんて問いかけなくてもよかったのだと思います。代替え案で出来るとすれば、3-L「正の注目と負の注目」-「1正の注目」にあるように、子どもの行動に対して私が、喜びや親しさのプラスの感情をもち関心を示すことだったのかもしれません。

エピソードの翌日、自助グループのメンバーにこの話しをしました。メンバーさんは笑いながら聴いてくれました。そして、テキスト29-L「結末についての話し合い」-「3.結末について話し合える年齢と話し合いにくい年齢」を開いてくれました。『10歳以上の子どもに、「そうしているとどんなことがおこるかな?」と結末を予測させたり、「どういうことがわかりましたか?」と結末について整理させたりすると、ほとんどの場合は反発されます』と書いてありました。まさにその通りで苦笑いするしかありませんでした。

 少し落ち込む私に、メンバーさんが話してくれました。「子どもも大人も仕事を持って生活していてとても良いですね。そもそも、アドラー心理学の育児がしやすい環境なのだと思います」。我が家の良いところも見つけてもらい勇気づけられました。

 その夜、私は彼に謝りました。彼はあまり気にしていなかったようですが、「昨日はごめんなさい」と「家族のために沢山ありがとうね」を伝えることが出来ました。

話しを聴いてくださったメンバーのみなさん本当にありがとうございました。
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この記事のコメント

いいお話です。「ねこ母さんのアドラー育児日記」楽しみにしています。
2016-04-21 Thu 10:29 | URL | はる #9By7x1yk [内容変更]
はるさん、コメントありがとうございます。パセージのテキストはひとつですが、子どもに合わせて色々と考えて実践して行くのが大切なんだなと感じました。少年真っ盛りの息子とのやり取り。これからも面白いことが沢山ありそうです。
2016-04-22 Fri 22:08 | URL | 猫母さん #- [内容変更]
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